サスティナビレッジ鳴子:未利用資源からの地域エネルギー生産
宮城県大崎市にある「サスティナビレッジ鳴子」では、売電と温泉での熱利用を行っています。これまで利用されていなかった森林資源が、地域の熱電併給発電所の燃料となっています。
目的
地域で消費されるエネルギーを、地域資源と再生可能資源から生成していく。このプロジェクトは、森林資源の多段階利用、新産業の創出、CO₂排出量ゼロによる地域再生も目指しています。
解決策:
木質チップを燃料とする「WE-50C」コージェネレーションユニットを設置し、地域熱供給システムに接続しました。
サービスとメリット
- この施設は、県産の木材のみで建てられ、CHPユニットとバイオマスボイラーで熱供給をしています。
- 林業が盛んな県北部のバイオマス企業と林業団体が協力し、森林資源の有効利用による林業活性化に取り組んでいます。
- 「共生と循環」を推進し、有効活用されているのが約50%にとどまっている木材の100%利用を目指しています。
サスティナヴィレッジ 鳴子
2020年からバイオマスコージェネレーションプラント(E5)を稼動
発電
WE-50C: FITシステム(固定価格買取制度)49 kW
発熱
120kW/hの地域暖房システムを供給
特徴
エネルギーの地産地消による地域産業の振興
周辺森林地帯の地域資源の有効活用